世界一やさしい問題解決の授業を読んで。
こんにちわ。
深夜太郎です。
もうすぐ社会人としてデビューするわけですが、社会人としてなにが必要なのか不明確な部分が大きいと感じました。
社会人として何が必要なのかじっくり考えてみました。
考える中で思ったのが、自分が物事を考えるフォームを持っていないことに気づきました。
賢い人はそれが正しいか間違っているのか判断する物差しを持っているといいます。なぜそれが正しいのか、感覚的に判断していては人に伝えることも、自分で判断することも難しいでしょう。
となってくるとまず考え方を学ぶ必要があります。
その中で、本屋さんで出会った本がこの本です。
「世界一やさしい問題解決の授業」
https://www.amazon.co.jp/世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく-渡辺-健介/dp/4478000492
安直ですが、世界一やさしいというフレーズ、本の質感に惹かれこの本を選びました笑
読んでみて思ったことは、本当にわかりやすい。
問題を解決するためにどういう手順で考えれば良いか、思考のプロセスが丁寧に書かれている。
今回はこの本から学んだことを読みっぱなしで終わらないようにまとめていきたいと思います。
- 問題解決能力とは
- 問題にぶつかった時の対処の仕方
- 目標を設定し達成する方法
- 問題解決能力とは
問題解決能力とは何か。それは自分で考え行動する力のことです。
人間誰しも壁にぶちあたったり、ミスをしてしまったりすることはあります。ただその時にどう対処するのか、どう生かしていくのか知っておく必要があります。知っていれば、次同じ問題に遭遇した時に上手に対処できたり、問題に遭遇しないために対処を行えたりすることもでしょう。
では問題解決とは自分で考え学ぶ力だとわかりましたが、具体的にそれはどういう力でしょうか。
それは【現状の把握】→【原因の特定】→【打ち手の決定】→【実行】を行うことです。PDCAサイクルというものがありますがそれと似たようなものなのかもしれません。
現状の把握は今何が問題なのか把握することです。例えば、数学の成績が落ちたどうしようといった時、成績が落ちたというのが現状です。
ただ成績が落ちただけでは、どういう打ち手をすれば良いかわかりません。そこで大切になってくるのが、原因を特定する作業です。
その時に役に立つ方法が【分解の木】です。
これは問題を細分化し何ができてないのか特定する時に役に立ちます。
数学の成績が落ちた
↓なぜ?
方程式 平面図 空間図形 正負の数
↓ ↓ ↓ ↓
解き方がわからなかった 解き方がわかったが時間が足りなかった
のようにどんどん細分化していく必要があります。得意な問題ばかり解くよりも、難しい問題を解くことによって、原因を見つけ出せば、それに対して打ち手を考えだすことができます。
応用力が足りなければ、応用問題を解く必要がある。
そもそも解き方がわからなければ、根本を理解していない可能性があるので、基礎から学ぶ必要があります。
そしてしなければいけないことがわかけば、あとは実行するのみです。
- 問題にぶつかった時の対処の仕方
①原因を見極める
・原因と考えられることを洗い出す
・原因の仮説を立てる。
・どんな分析をするか考え、情報を集める
・分析する2
②打ち手を考える。
・打ち手のアイディアを広く洗い出す。
・最適な打ち手を考える
・実行プランを作成する
例
全体500人の生徒→コンサートがあることを知っているのか。→コンサートに行ったことがあるのか→継続的にコンサートにいっているのか。
今ある課題に対して仮説を立て、どう情報集め、分析していくか考える。これは必要ない情報で混乱しないために必要なことである。
課題分析シート | ||||
課題 | 仮説 | 根拠 | 分析・作業 | 情報源 |
①なぜコンサートにきてくれる人は少ないのか。 | そもそもコンサートがあることを知ってなかったのではないか。 | クラスの数人に声をかけただけだから | グループ別調査・各クラスの学級委員長と校長先生にアンケート調査を実施する | アンケート |
コンサートがあることは知っていたが、なぜきてくれなかったのか? | あまり音楽に興味がある人が少ない。 | 音楽が好きな人は来てくれているはず。 | なぜコンサートに来ないのかインタビュうー | インタビュー |
今後も継続的にコンサートに来てくれるのか。 | ほとんどの人が来てくれているから、今後も来てくれる。 | 毎回同じような人がきてくれていたから。 | 今後も継続的に来たいかインタビュー | インタビュー |
そしてアンケートなどをとって、わかった情報と仮説の相違から、最適な打ち手を考える。
打ち手のアイディアから、マトリックス図を作って効果の高さや実行のしやすさなど、考える。
- 目標を設定し達成する方法
ひとつの大きな夢を、いくつかの小さな目標に置き換える。
・目標を設定する
・目標と現状のギャップを明確にする。
・仮説を立てる。
3a 選択肢を幅広く洗い出す。
3b 仮選択肢を絞り込んで仮説を立てる
・仮説が正しいかチェックする。
4a 仮説に沿った情報を集める
4b データを分析し、チェックする。
・目標を設定する
目標は具体的であればあるほど良い。例えば英語ができるようになるという目標設定ではなく、TOEICで800点を半年以内に超えるのような具体性を持った目標設定が必要である。
→そのために具体的に何をすれば良いか、何を制約すべきか考え直す必要がある。
・目標と現状のギャップを明確にする。
ではこのままいけば半年後どうなっているか考える必要がある。
半年後の自分とギャップがあれば何をすれば良いか洗い出す必要がある。
・選択肢を幅広く洗い出す
この時に分解の木を利用して選択肢を洗い出す必要がある。
(例勉強をする。単語を強化するのか。文法か。リスニングか。)
→その中から有効な手段を洗い出す。
・意思決定ツール
①良い点、悪い点リストを作る
②評価軸、評価リストを作る
①良い点、悪い点リストを作る
→その行動は何点なのか評価軸を作る。(例1点2点3点とか)
②評価軸、評価リストを作る
→高、中、低などレベルを決める。
まとめ
この本を通じて、思考をプロセスを理解することができるではないかと思います。
あとはいかに実践していくかが大切になってくると思うので、日頃から考え行動する習慣をつけていければ良いなと思います。